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大問三 インタビュー原稿本文と設問

問一 表現

問一は、本文中の表現について適切な形に直す問題です。

問題文の指示に沿って、傍線部の語尾を受け身の「〜される」の表現に直しましょう。

問一 解答例

お客様によく質問されました

配点 2点

問二 文脈の理解

問二は、インタビュー原稿の文脈に沿って、放送委員の発言がどのような役割を持っているかを考える問題です。

放送委員の「接客をするろきに大変だったこと」の質問に対して、森さんは「商品名と商品の置いてある場所を覚えること」と回答しました。

その森さんの回答に対して、「商品名と商品の置いてある場所を覚えることは、商品の補充や接客のための準備」であるという解釈を加えていくことを読み取りましょう。

問二 解答

配点 1点

問三 敬語

問三は、敬語に直す問題です。
敬語に直す問題は公立高校入試問題や学力調査テストなどで頻出の問題ですので、正確に使うことができるように練習をしておいきましょう。

問三 解答例

いらっしゃった

配点 2点

問四 文章の補充

問四は、本文中の適切な場所に適切な文章を補充する問題です。

補充する文章には、職場体験先の店員の方の考え方や行動を見て、森さんがどのように感じたのかが書かれています。

本文の文脈に沿って、職場体験先の店員の方の考え方や行動の説明の後に補うことが適切であると判断しましょう。

問四 解答

配点 2点

問五 記述問題

問五は、25文字以内で4つの文章の内容を要約する記述問題となります。

まず最初に、25字以内で4つの文章のすべての要素を含ませて要約して書くことは非常に難しいということが分かります。

問題文に記載されている「森さんの職場体験での大変さがより伝わるように」という条件に沿って記載するためにも、その条件にそぐわない1文目と2文目は排除して、2文目と3文目に絞って要約をする判断をすることが重要です。

問五 解答例

商品の受類が非常に多く、売り場の面積はかなりの広さ
(24文字)

配点 2点

大問三 総括

今年の国語の公立高校入試問題では、インタビュー原稿の推敲の問題が出題されました。

インタビュー原稿では、聞きたいことに焦点を当てて、その内容を聞いている人が理解しやすい内容に仕上げることが重要です。
したがって、文章の表現や敬語についても重要な要素なるため、問題として出題されました。

また、インタビュー原稿の文章の流れを読み、適切な文章を補う問題も2問設けられており、全体の文脈を把握しながら読み進めることが必要です。

問五では、要約する問題も出題されており、必要な情報とそうでない情報とを整理整頓して、簡潔に記載する能力も求められました。

受験生にとっては、少し難しく感じる部分も多かったと思います。
説明文や小説文の読解の練習をする中で、要約を意識的に行い、問題文で聞かれていることに沿って文章をまとめることも練習しておきましょう。

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