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大問4 地球と宇宙（配点5点）

(1) 地球の自転と日の入り時刻の計算

①は、地球の自転についての基礎知識の問題です。
地球が1日かけて1周することを自転、自転に伴う太陽の見かけの動きを日周運動と言います。

②は、日の入り時刻を計算する問題です。
表4から、60分あたり⚫︎印は24 mmずつ移動していることが読み取れます。
⚫︎印が55 mm移動する時間をx分として、比の計算で求めます。

60 [分] ： 24 [mm] ＝ x [分] ： 55 [mm]
x ＝ 137.5 [分]

137.5分は、2時間17分30秒なので、基準となる14時20分から2時間17分30秒後の時間に最も近いものを選びましょう。

(1) 解答と配点

①：日周運動
②：イ

配点　①：1点、②：2点

(2) 南半球の日周運動

(2)は、南半球の日周運動についての選択問題です。

南半球では、太陽は東から昇って北へ移動し、西に沈みます。
したがって、設問の選択肢のウかエのどちらかになります。

また、静岡県と経度は同じで緯度は反対の位置になるので、静岡県が冬至の時は、設問の地域は夏至になります。

図8の透明半球に書かれた日周運動の線を見ると、日の入りが東よりも南側から始まっていることが分かります。
したがって、観測した時期は、秋分より冬至に近い日ということが分かります。

したがって、設問の地域は夏至に近いものを選べばよいので、エが正解となります。

図8の透明半球と設問の透明半球を重ねた時に、線が地球を1周するようなものを選択すると正解になります。

(2) 解答と配点

エ

配点　2点

大問4 総括

2024年度の理科の大問4は、地学分野の地球と宇宙の問題が出題されました。

基本的な知識から計算問題、思考力が求められる問題とバランスよく出題された印象でした。

天体の分野は、3年生の最後の方に習う学校が多く、復習の時間が中々確保しにくい問題でもあります。

まずは基礎知識から押さえて、それぞれの原理について理解しながら勉強をしておきましょう。

大問5：天気とその変化 →

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