大問一 本文と設問


解説と配点
問一 漢字の読み書き
問一は、漢字の読みを書く問題が2問、ひらがなを漢字に直す問題が2問でした。
ひらがなを漢字に直す問題として出題された漢字は、小学3~5年生で習うレベルです。
日々の漢字練習を大事にしましょう。
問一 解答
あ:想像
い:投(げた)
う:そくざ
え:はげ(ます)
配点 1点× 4問
問二 熟語の構成
第二問は熟語の構成を問う問題で、第1問に引き続き知識問題です。
本文波線部の漢字「絶滅」の熟語構成は、「絶(たえる・絶つ)」と「滅(ほろぶ・ほろぼす)」という、意味が似ていて「同義語を重ねた形」です。
なお、選択肢のイの真偽は「対義語を重ねた形」、ウの雷鳴は「主語+述語の構造」、エの潜水は「動詞+目的語の構造」です。
問二 解答
ア
配点 2点
問三 本文の表現
第三問は、指定された段落にみられる表現技法についての問題となっています。
この問題では、ある範囲の文章が指定されており、筆者がどのような工夫をしているか、という意図を汲み取る必要があります。
指定範囲の文章中には、「あの固い塊がぐんにゃりと曲がって、思い描いた形に近づいていくのが、おもしろいんだって。」とあります。
「ぐにゃん」擬音語を使いながら、鉄の変形する様子を印象的に表現していることが読み取れます。
問三 解答
イ
配点 2点
問四 本文抜き出し
第四問は、本文中から適切な文章を抜き出して記述する読解問題です。
問題文に「本文を用いて〜」といった指定はありませんが、本文中の文章を使って回答する問題となります。
記述問題では、問題文にヒントが書かれています。
問題文をしっかりと読む習慣をつけましょう。
問題文では、
「梛の母親についてどのようなことに気付いたか。」
とあるので、梛が気付いたことを本文から探せばいいということになります。
本文には、
「「それを作る日本でたったひとりの女の人ってことはさ、世界でたったひとりの女性の刀匠ってことじゃないのか?」世界でひとりと、ぼくは頭の中で繰り返した。」
とあります。
この文章から、「ぼく」が梛の母親が世界でたったひとりの女性の刀匠ということに気付いたことが読み取れます。
問四 解答例
世界でたったひとりの女性の刀匠だということ。
配点 2点
問五 本文読解の選択問題
第五問は、登場人物の心情の読み取りについての選択問題となります。
登場人物の心情に対する本文中の描写を正確に読み取る必要があります。
本文には、
「消え入りそうな梛の声が鼻声になっている。」
とあるので、母親に反対されている梛が泣きそうになっていることが読み取れます。
その様子をみて、「ぼく」はなんとかしなくては、とあせっていると考えられます。
問五 解答
エ
配点 2点
問六 本文読解の記述問題
問六は、40文字程度の文字数指定のある記述問題となります。
登場人物の心情について記載する問題です。
問題文では、
「「ぼく」が、飽きやすい自分と比べて感心した、刀匠になるという夢について梛が考えていることを、」
とあるので、「ぼく」が梛に対して感心している部分を本文から探せばよいことが分かります。
また、問題文では、
「梛の心境を推測していることが分かる比喩を用いた表現を含めて、」
と回答するときの条件も書かれているので、該当する文章を探すことも求められます。
上記の2つの条件に合う文章を本文から探して、それらを自然な形で繋いで、指定の文字数以内に収めて回答しましょう。
本文には、
「「今はママに反対されてへこんでるけど、あきらめなければなれるんじゃないかなって‥‥‥。」
「あきらめなければって‥‥‥。」
あきっぽいぼくからすれば、それもすごい。」
とあります。
この文章から、梛があきらめなければなれると考えていることに「ぼく」が感心していることが読み取れます。
また、本文には、
「泣いたり、悔しがったり、心の中は台風みたいに大荒れかもしれないけれど、刀匠になるという夢が梛の心の芯にある。」
とあります。
この文章が、梛の心境を推測している比喩表現となります。
問六 解答例
心の中は台風みたいに大荒れかもしれないけれど、あきらめなければなれると考えていること。
(43文字)
配点 3点
大問一 総括

2025年度の小説文読解は、例年通りの出題形式が踏襲されており、改めて過去問演習の重要性を再確認させる内容でした。
知識・表現・記述とバランスよく構成された本問では、単なる読解力に留まらず、設問の意図を汲み取って再構成する「要約力」や、小説特有の表現技法に関する知識も幅広く問われました。
特に差がついたのは、問六の40字程度の記述問題ではないでしょうか。
「何を問われているのか」を的確に捉え、制限字数内で情報を整理し記述する作業は、多くの受験生にとって高い壁となったはずです。
こうした記述への対応力を養うには、日頃から他者の意見に触れ、自分の言葉でアウトプットする習慣を欠かすことはできません。
また、例年通り漢字や語彙などの知識問題も堅実に継続されています。
日々の地道な漢字練習はもちろん、言葉の「背景」にある知識をどれだけ広げられているかが明暗を分けました。
国語の入試対策では、学校の授業を土台として、読解・漢字・知識の三本の柱をバランスよく、そして粘り強く積み重ねていくことことが大事になります。
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