大問三 本文と設問

解説と配点
問一 表現の工夫
問一は、原稿を使って発表する際に、聞いている人にとって聞きやすい発表にするために行った工夫についての問題になります。
こちらの問題は、「適切でないもの」を1つ選ぶ問題ですので、間違えないようにしましょう。
第一段落には、自分の体験談は書かれていないので、そちらが正解となります。
なお、他の選択肢については、
・選択肢アは「私たちの班は、竹について発表します。」
・選択肢ウは「例えば、カゴやザルなどの日用品や笛などの楽器に竹が使われています。」
・選択肢エは「竹の利用というとどのようなものを思い浮かべますか。」
のそれぞれの一文が該当します。
問一 解答
イ
配点 1点
問二 敬語
敬語に直す問題です。
敬語に直す問題は必ず出題されますので、正確に使うことができるように日々練習をしておいきましょう。
問二 解答例
お借りした
配点 2点
問三 助詞の修正
第三問は、指定された文章にある助詞の間違えを修正する問題です。
全文を修正するのではなく、間違えがある文節だけを切り取って修正して回答する問題となります。
文節とは、文を「〜ネ」で区切ったときの単位のことです。
指定されている文において、「人々が/竹の/利用してきた/年月の/長さに/〜。」の部分で違和感があることに気が付くかと思います。
問三 解答
竹を
配点 2点
問四 文の並べ替え
第四問は、本文中の4つの文を文脈が通るように並べ替える問題です。
2021年度の問題以降の出題パターンとなりました。
前後の文章を読みつつ、接続詞や文頭をヒントにしながら、考えていきましょう。
問四 解答
イ → エ → ウ → ア
配点 2点
問五 文章補充
問五は、説明を追加するのに最適な文章を、資料を参考に記述する問題となります。
メモに書かれている内容を参考に文章を考えますが、
- 文脈が通る形で作文すること
- できるだけメモの情報を取り入れて記載こと
が正解するためのコツとなります。
指定された文の前の文では、
「竹は、環境にやさしい資源であることと、持続可能な資源であることで、再び注目されるようになりました。」
とあるので、
・「育成に農薬を必要としない。」
・「地下茎から新しい竹が伸び、伐採しても繰り返い収獲できる。」
の両方の内容を記載することで正解となります。
問五 解答例
育成に農薬を必要とせず、伐採しても繰り返い収獲できるからです。
配点 2点
大問三 発表原稿の推敲の攻略法のまとめ

今年の入試では、スピーチや発表原稿をブラッシュアップする「原稿の推敲」に関する問題が出題されました。
この形式で最も重要なのは、「聞き手(ターゲット)にとって、内容が整理され理解しやすいか」という視点を持つことです。
落ち着いて取り組めば確実に得点できるため、合格を目指す受験生にとっては「全問正解して得点源にしたい」単元と言えます。
◉ 文脈把握と正確な知識の両立
出題内容は多岐にわたりました。
文脈を正しくつなぐ「文の並べ替え」や、提示された資料を読み取り適切な情報を補う問題など、全体の流れを把握する力が求められています。
また、単なる内容理解だけでなく、適切な「敬語」や「語彙」の選択など、実用的な言語知識も欠かせない要素となっています。
◉情報を整理して簡潔にまとめる力
特に問五では、膨大な情報の中から「必要なもの」と「不要なもの」を仕分け、簡潔にまとめる能力が試されました。
この問題において、多くの受験生が陥りがちなのが、「資料中の一部(一つ)の情報だけで満足してしまい、加点要素を逃す」というミスです。
採点基準には複数のポイントが含まれていることが多く、一つの要素だけでは正解は望めません。
記述の際は、以下の2点を意識しましょう。
- 情報の網羅性: 問題文の指示を読み落とさず、必要な要素をできるだけ多く盛り込むこと。
- 自然な文章: 情報を詰め込みすぎて日本語が破綻しないよう、接続詞や文末表現を調整すること。
「不自然な文にならない範囲で、必要な情報を最大限に盛り込む」——このバランス感覚を、過去問演習を通じて養っておくことが重要です。
今後の対策アドバイス
説明文や小説の読解練習をする際、ただ問題を解くだけでなく、常に「要約」を意識してみてください。
「つまりどういうことか?」を、設問の条件(字数や目的)に合わせてまとめる訓練こそが、推敲問題の最大の対策になります。
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