大問四 本文と設問

現代語訳

ある人が、古田織部から受け継いだ、はねつるべという香合とも知らずに、それほど価値の高くない道具の中にいっしょに入れて、道具商人を呼んで、この類の物が、長持に五箱ほどあるので、見分けて買い取るがよい、と言って見せたところ、多くの商人が、見ながら、あれこれ品定めするなかに、
大坂屋勘吉といって、物の価値を見分ける力をもっている者が、この香合を見て申したのは、この品を、価値の高いものとご存じで、このようにいい加減に扱いなさるのか、またはご存じないのか。これこそ織部のはねつるべという香合です。わたしはこれだけを買い取り申し上げたく、その他の品々は皆さん、どのようにでもしてください。と言って、他の品にはまったく関心を抱かない。そして、これを本当に売り払いなさるのですか、今一度のご返答をいただきたい、と言うと、本当に売り払うのだ、と言うで、それならば百両でお願い申し上げようと言って、買い取って、堺へ持って行き、千両で売ったということだ。正々堂々としている商人は、とても立派であると思われる。

解説と配点

問一 歴史的仮名遣い

問一は、歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題です。

毎年出題されている問題ですので、しっかりと点数に繋げることができるよう押さえておきましょう。

問一 解答

つたえたる

配点 1点

問二 主語を問う問題

問二は、文中の指示のあった動詞の主語を問う問題です。
古文は、主語を省略するものが多く、主語を意識しながら読み進めることが読解の鍵となります。

選択肢「ア:呼び」、「イ:見せ」、「ウ:いへ」はある人、「エ:持ち行き」は大阪屋勘吉が主語です。

問二 解答例

配点 2点

問三 本文読解

問三は、本文の内容読解の問題です。
本文1〜2行目を参考に、本文の横に書かれている口語訳の内容も使って、現代語で書きましょう。

問三 解答例

価値の高いはねつるべをそれほど価値の高くないものと一緒に入れていたこと。

配点 2点

問四 本文読解

問四は、問三に引き続き本文の内容読解の問題です。
本文9行目の「いよいよ売払ひ〜」の内容を簡潔にまとめて記載しましょう。

問四 解答例

本当に売り払いなさるのですかと確認した

配点 2点

大問三 古文読解の攻略法

2025年度の古文は、歴史的仮名遣いの書き直し、主語の特定、そして内容読解が2問と、昨年度の構成が完全に踏襲されました。

過去問を徹底して解き込んできた受験生にとっては、迷いなく取り組める予想通りの問題だったのではないでしょうか。

◉ 失点の許されない戦い

中学校レベルの古文は出題パターンが限られており、慣れてしまえば確実に得点源にできる単元です。

しかし、裏を返せば「誰もが正解してくる問題」でもあります。
同じ志望校を目指すライバルと差をつけるのが難しい一方で、「ここで1問でも落とすと、一気に不利になる」という非常にシビアな側面を持っています。

「確実に満点を取りきる」という強い意識を持って勉強に取り組むことが、合格への最短ルートです。

◉ 問題演習での経験値とスピード感の定着

本番では読解や記述に時間を割くため、古文はいかに「スピード感」を持って処理できるかが勝負です。
毛嫌いをせず、入試過去問や模擬試験、類題の演習を通じて、古文を読む練習をしておきましょう。

古文特有の語感と出題リズムに慣れておくことが、入試本番でも慌てず、しっかりと点数にすることに繋がります。

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