こんにちは!
JR静岡駅徒歩3分の中学生専門教室の個別学習Roots.(ルーツ)です。

今回のコラムでは、11月末に行われる中学3年生が受ける「第2回静岡県学力調査テスト」について、過去問から分析した出題傾向とその対策について記載します。

このような方は必見です!

  • 学力調査テストに向けてどのような勉強をしたらいいか分からない…
  • 第1回の学調よりいい点を取りたい…
  • 大規模テストに向けた勉強法を知りたい…

静岡県学力調査テストに向けた勉強で悩んでいる中学生はぜひ参考にしてください。

個別学習Roots.では、個別の勉強相談を随時承っております。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

第2回静岡県学力調査テストについて

静岡県学力調査テストは、静岡県のすべての公立中学校で実施される学力調査テストです。
中学1・2年生は毎年1月、中学3年生は9月と11月に行われます。

中学3年生の静岡県学力調査テストは、

高校受験へ模擬試験という役割が強く、学力調査テストの結果は進路決定の大きな要因

となります。

すでに後期の成績が決まってしまったからといって勉強しない、ということは絶対にしてはいけません。

静岡県学力調査テストには、出題傾向があるので、それに沿った対策勉強をしましょう。

テスト実施日とテスト範囲

第2回学力調査テスト実施日:2024年11月28日(木)

第2回学力調査テストの範囲

  • 「1年」 「2年」の学習内容
  • 「3年」
    学校図書 p.170 まで
    啓林館  p.155まで (但しp.149 ~152 を除く)
    東京書籍 p.158 まで

数学のテスト構成と配点

中学3年生第2回静岡県学力調査テストの数学は、以下の大問1から大問9で構成されます。

第2回学力調査テストの構成

大問1:基本計算問題
大問2:小問集合
大問3:確率
大問4:作図
大問5:数字の規則性
大問6:2次方程式の文章問題
大問7:データの活用
大問8:関数と図形
大問9:図形の証明

大問1:基本計算問題

大問1は、基本計算問題です。
正負の数の加減乗除、文字式と分配法則、文字式の分数の引き算、平方根の混じった式の展開が頻出です。

過去問を数年分解くことで出題パターンを把握できると思います。
こちらの問題は全問正解して基礎点を確保しましょう。

大問2:小問集合

大問2は、小問集合です。
2次方程式の計算問題、平方根の利用、比例・反比例・一次関数などの関数の基礎問題が出題されます。

こちらも大問1と同様、過去問への取り組みを経ることでパターンが見えてくる問題です。
全問正解を目標に取り組みましょう。

大問3:確率

大問3は、確率の問題です。
2つのサイコロが出てくる問題は表、それ以外の袋から色や番号がのついた玉を出す問題やカードの組み合わせたの問題は樹形図で対応しましょう。

確率の問題も教科書や学校のワークに掲載されいてる問題レベルをしっかりと押さえておけば対応できるものが出題されやすいです。
基本を大切にして、問題文をしっかりと読んで理解して、表や樹形図を使って解く練習をしておきましょう。

数学のPOINT!

確率までくらいの問題で、問題用紙1ページ目が終わります。
実は、ここまでの問題だけで20点近く配点があります。
つまり、基本問題をしっかりと押さえておけば、数学な苦手な学生でもそこそこの点数は取れるような構成になっています。
配点の高い問題に注目しがちですが、基礎点を落とさないような勉強こそ最優先に行いましょう。

大問4:作図

大問4は、作図の問題です。
作図では、問題文に条件が2つほど書かれており、その条件を満たす点Pを見つける問題が一般的です。

2つの条件に沿ってそれぞれの線を書いて、その交点が点Pだったりします。
実は、作図で使うスキルは二等分線だけなので、しっかりと問題文や条件を理解することが点数への近道です。
学力調査テスト本番では、最低でも6回は問題文とその条件を読む意識で取り組みましょう。

大問5:数字の規則性

大問5は、数字の規則性の問題です。
まずは問題文をしっかりと読んで、内容を理解しましょう。
その後に、3つか4つほど数値を記入してみて、並んでいる数字の規則性を見付けましょう。
基本的な問題であれば対応できる公式もありますので、練習しておくといいかもしれません。

大問6:2次方程式の文章問題

大問6は、2次方程式の文章問題です。
2次方程式の文章問題は、問題文が複雑なものが多いため、情報を整理して読み進めることが重要です。

また、つくった方程式も複雑な形をしていることが多く、計算ミスも発生しやすい問題です。
方程式の文章問題は、式をつくるだけでも部分点がもらえる問題です。
正解できるのが理想ですが、計算過程や式をつくる過程を書くことで点数がもらえる可能性もあるので、しっかりと時間を掛けて取り組みましょう。

大問7:データの活用

大問7は、データの活用の問題です。
グラフや表をしっかりと読み取り、記述して答える問題が出題されることが予想されます。

データの活用の問題は、データから情報を得て、データを整理して、そこから分かることを回答する問題です。
グラフや図、表などの読み取り方や各四分位数や中央値など記述する際のキーワードを押さえて説明できるように練習しておきましょう。

大問8:関数と図形

大問8は、関数の問題です。
二次関数と一次関数のグラフがそれぞれ描かれた問題が出題されます。

大問8は(1)〜(3)の3問構成で、(1)と(2)は、学校の教科書やワークに掲載されている問題と同様なレベルが出題されます。
したがって、大問8の(1)と(2)は正解できるよう復習をしておきましょう。

また、(3)では、設問のグラフ内に図形を描いて、面積や面積を二等分する直線の式などを求めるような、図形と一緒になった問題が頻出です。
学力調査テスト対策として、色々な問題パターンに触れておくことがより重要になります。

大問9:図形の証明

大問9は、図形の証明です。
特に、相似の証明問題が頻出です。
相似の証明が出題された場合、相似比を使った辺の長さを求める問題も一緒に出題されるパターンがほとんどです。

相似の証明は、学校の授業で扱ったばかりの内容で、理解が追いついていな中学生が毎年います。
中学3年生の方は、相似の単元だけは学校の授業予習を行い、前倒しして理解を深めておくことをお勧めします。
証明問題は高配点なので、しっかりと点数することはもちろん大切です。
しかしながら、それ以上に部分点が一番もらいやすい問題という側面もあり、分からなくても最後まで諦めないで回答用紙に記載する意識を持って頑張ってください。

配点

第2回の静岡県学力調査テストの配点の予想は下記の通りです。
あくまで目安ですが、どの問題で何点を取るか、といったテスト対策に活かして頂けたらと思います。

第2回学力調査テストの配点予想

大問1:基本計算問題 8点
大問2:小問集合 8〜9点
大問3:確率 3点
大問4:数字の規則性 5点
大問5:作図 3点
大問6:2次方程式の文章問題 3〜4点
大問7:データの活用 4〜5点
大問8:関数と図形 7〜8点
大問9:図形の証明 6〜7点

学調対策の勉強について

学力調査テスト対策学習について、やるべき勉強を紹介します。

10月の過ごし方が重要

まず注意すべきことは、学力調査テストの実施日です。
学力調査テストは11月末に実施されますが、多くの静岡県の中学校は11月中旬に後期中間テストも開催されます。
後期中間テストは、後期の内申点が決まる受験生にとって非常に重要なテストです。

つまり、11月は、

重要なテストが2つ実施される忙しい月

になるということです。

したがって、学力調査テストと後期中間テストの2つのテスト対策を計画的に並行して進めていく必要があります
学力調査テスト対策は、遅くとも10月中旬には開始しましょう。

後期中間テストについても、テスト期間に効率的な学習をするために、学校の授業復習は常に行っておきましょう。

市販の対策テキストを使った勉強

静岡県学力調査テストは、市販の対策テキストや模擬試験が書店やオンラインショップで販売されています。

Amazon – 令和6年度 静岡県 中3第2回学調対策問題集

この学調対策問題集は、過去の学調の5教科の出題傾向を分析して、短期間で効率よく対策できるように構成されています。
対策学習の導入は、この問題集を使った基本知識や学習内容の確認を行いましょう。

まずは、この問題集を最低でも3周復習しましょう。
学調対策の基本部分になるので、この問題集にでる問題は完璧にできるようにすることを意識して取り組みましょう。

過去問を使った演習

大規模テストの対策では、過去問を使った演習は基本になります。
学調対策問題集で基本的な知識を補ったら、過去問を解きまくりましょう。

理想は、過去5年分を3周以上です。
過去問を行うことで、以下のようなメリットが得られます。

過去問演習のメリット

  • 学調本番と同じ形式の問題で練習することができる
  • 出題パターンを体感できる
  • 時間配分について検討できる
  • 入試問題と同じプロセスを踏むことで受験対策にも繋がる

過去問で出題された問題で、間違えてしまったものや解き方がわからなかったものは、必ず原因を見つけて、対策しておきましょう
全く同じ問題が出題されないからと言って、間違えた問題をそのままにするのは言語道断です。

大規模テスト対策は、過去問演習と過去問演習で間違えた問題の補習の繰り返しが基本になります。

また、学調の過去問を解くことで、学校の先生が作っている問題への慣れから脱却できます。
加えて、昨年と出題パターンが大きく変更されることは稀なので、問題のパターンを把握して、時間配分の練習をすることができます。

学校によっては過去問を配ってたり、塾に通っている人は、その塾が過去問を持っていたりします。
過去問を持っていない人は、周りの人に相談して、できるだけ集めるようにしましょう。

模擬試験を受験する

静岡県では、学力調査テスト対策の模擬試験が各地で実施されています。
こちらに参加して、本番形式のテストを経験しておくことも重要です。

緊張感を持ったテストでは、自分の実力が顕著に反映さ入れます。
できると思っていた問題でミスをしたり、対策学習が不十分な問題などご自身の勉強の進捗度合いをより正確に把握することができます
模擬試験の結果を参考に、勉強方針を修正しながら、効率的な学習に繋げていきましょう。

当教室では、9月28日(土)と11月2日(土)に第2回学力調査テスト対策の模擬試験を開催します。
もしよければ参加してみてください。

個別学習Roots. – 第2回静岡新標準模試の開催について

どんな生徒が通っているの?

個別学習Roots.では、上記の学力調査テスト対策を実践して結果に繋げています。

中学3年生 女の子

静岡東高校を志望している生徒さん、5教科合計200点を目標に対策テキストや過去問、模擬試験の結果に沿った学習を実践しました。

学調本番では緊張したとのことでしたが、しっかりと勉強してきたことを結果に繋げることができて、5教科合計202点を取ることができました。
そして、志望校に見事合格することができました!

◉ 中学3年生 女の子

数学が苦手な生徒さんでした。
学力調査テスト対策として、模擬試験を受験した教室の生徒さん、日々の学習の成果もあり、偏差値65.5という結果を出して、自信をもって第2回学力調査テストに向かうことができました!

合格実績・指導実績一覧はこちら▼

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個別学習Roots.は、JR静岡駅の南口から徒歩3分の場所にある、個別指導&個別学習教室です。

全ての生徒さんと毎週お話しをしながら、個別の学習計画を作成して、継続的な学習ができる習慣作りのサポートをしています。

もし、今の自分を変えたい、もっと勉強に取り組みたいとお考えならば、ぜひ体験授業にお越しください。
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