大問一 小説文本文と設問

問一 漢字の読み書き

問一は、漢字の読みを書く問題が2問、ひらがなを漢字に直す問題が1問です。

ひらがなを漢字に直す問題として出題されたものは、小学6年生で習うとされた漢字検定5級レベルの漢字です。

問一 解答

あ:ごうか
い:胸
う:ひそ(んで)

配点 1点×3問

問二 漢字の構成

第2問は漢字の構成を問う問題で、第1問に引き続き知識問題です。

本文波線部の漢字は「詩集」で、上の漢字が下の漢字を修飾する構造となっています。

なお、「ア 計重」は反意の漢字の組み合わせた漢字、「イ 読書」は上の漢字が動作を表す漢字、下の漢字が対象を表す漢字、「エ 日没」は上の漢字が主語、下の漢字が述語となる漢字です。

問二 解答

配点 2点

問三 本文から1文を抜き出す問題

第3問から読解が求められる問題となっています。
本文から適切な1文を探し出し、その最初の5文字を書く問題です。

本文1P目上段20行目の「俳句とはなにか、詩とはなにか。」が正解となります。
その文の続きに「生徒から問われた気がしたのだ」という箇所があり、これが「”宿題”」へと繋がります。

問三 解答

俳句とはな

配点 2点

問四 本文の言葉を使って書く記述問題

サクラシールとは俳句大会で好きな句に貼る、生徒に配られたシールを指します。
対象となる句にはユミが煎れたものも含め3点しか入っていませんでした。

その句を校長先生は「いい句だと思う(本文1P目下段19~20行目)」と発言しています。
そして、ユミはヒマワリ句会に出るようになってからの言葉への認識の変化について述べています。
また、「自分と同じように言葉に助けられた人がいたということがうれしくてこの句を選んだのだった。(本文2P上段3~4行目)」という気持ちが表されています。

ここが解答の肝となるフレーズです。
ユミの気持ちを抜き出し、文末を整えて記述しましょう。

問四 解答例

自分と同じように言葉によって助けられた人がいたことが嬉しかったから。

配点 2点

問五 空欄補充

問五は、空欄補充の問題となります。

空欄の下に続く文には「形がなくて、すぐに消えてしまう。まさに、雪のように。(本文2P上段1~2行目)」とあります。
これらから言葉というものに対して、弱さやはかないものという認識が伺えます。

問五 解答

配点 2点

問六 記述問題

問六は、50文字と多めの文字数指定での、記述問題となります。
要素を整理して、本文から読み取れる内容を解答する必要があります。

求められるものは「ユミはハセオが句にどのように隠したと読み取ったのか」と「ハセオが俳句を作る目的」の2つを書く必要があります。

ユミは友人であるハセオがわざわざ「そら」をひらがなで書いたことに対して、ソラへの挨拶だということを見抜きます。
そして、ハセオが俳句を作る目的は「いまの自分の気持ちうあ、体験を盛るため(本文1P上段16行目)」であることを伝えたいわけです。

したがって、校長先生が「俳句は伝統文化。(本文1P上段13行目)」という発言に対して、直談判をしたのだということが改めてわかります。

問六 解答例

今の自分の気持ちや体験を盛るために俳句をやっており、「そら」に友人の名前を掛けて隠した。

配点 3点

大問一 総括

今年の小説文の問題では、特に読解能力に加えて、内容をまとめて設問が問いている内容に合わせて記述する力が求められました。

特に最後の問六では、50文字の記述問題が設定されており、何を聞かれているか、何を答えれば正解なのかを考えながら、文章をまとめていく必要があり、受験生には大変な問題となりました。

また、例年通り漢字や知識を問う問題も出題されており、日々の漢字練習の積み重ねに加えて、「知識」の広さを問われております。

学校の授業ではあまり時間が取られていない単元ではありますが、学校の授業で行った際にはそのときにしっかりと理解をしておき、知識を深めていくような勉強が求められていると感じます。

国語の受験対策としては、日々の学校の授業の内容をしっかりと理解して、読解だけでなく漢字練習や知識問題といった日々の積み重ねを継続していくことが必要とされていると思います。

続き:大問二 論説文 →

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