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大問二 論説文本文と設問

問一 漢字の読み書き

問一は、漢字の読みを書く問題が2問、ひらがなを漢字に直す問題が1問です。

「暮らす」は小学校6年生で習う漢字で、「観客」の「観」は小学校4年生、「客」は小学校3年生で習うとされている漢字です。

「どうりょう」の「僚」は中学校で学習する常用漢字となっています。

問一 解答

あ:暮らす
い:観客
う:どうりょう

配点 1点×3問

問二 国文法

問2は文法問題です。活用の種類が1つだけ異なるものを答えます。

「ア:知り」は四段活用、「イ:動かす」は四段活用「ウ:変わる」は四段活用「エ:求め」は下一段活用「オ:異なり」は四段活用となり、「エ:求め」が正答となります。

問二 解答

配点 1点

問三 本文からの抜き出し問題

この問題から、本文の内容読解が必要となってきます。

本文で述べられている報道で知る世界の出来事と日常生活とのつながりを理解するために不可欠なものを10文字で抜き出す必要があります。

地球上で起こっていることをテレビや新聞の報道で知ります。
しかし、そこには観客として報道に触れるため、「その人たちの運命と自分たちのそれとはあまりに遠く隔たって(本文1P目上段8~9行目)」います。

したがって、毎日の生活とその報道がどうつながっているのかは「相当な知識と想像力(本文1P目上段11行目)」が必要となってくるというように筆者は説いています。

問三 解答

相当な知識と想像力

配点 2点

問四 接続詞

接続詞を選ぶ問題を解くにあたって、必ず接続詞の前後の文章を確認しましょう。

今回の場合、「政治。それは外交をとってもな国内行政をとっても、~」と文章が続いています。
ここでは具体例が記されていることがわかるので、「イ:たとえば」が正答となります。

問四 正答

配点 2点

問五 記述問題

本文の指定されている箇所に加えてさらに必要な要素と指定されている箇所のような世界の仕組みが見抜きづらいことを記述する必要があります。

傍線部よりも前の具体例では政治、介護や看護といったケアのいとなみ、芸術作成の現場が例として挙げられていました。
その3つに共通するポイントは「様々な要因が関わり合っている不確定な状況の中で一つの正解を見つけること」です。

また、本文では傍線部の続きには「わかっていることよりもわかっていないことをきちんと知ること、わからないけれどこれは大事ということを知ることが重要なのです。(本文2P目上段3~5)」という1文には注目する必要があります。

そして、「わからないものにわからないまま的確に対処できるようになる術を磨く」ことが必要となっていくわけです。

したがって、これらのことをまとめると「不確実な世界において、わからないものに的確に対処していくことが必要となってくる」ということが読み取れます。

ゆえに、「様々な要因が絡み合う不確実な状況においても、わからないものにわからないまま的確に対処できる術を磨くこと(が必要)というような答えになります。

問五 解答例

様々な要因が絡み合う不確実な状況においても、わからないものにわからないまま的確に対処できる術を磨くこと(が必要)。 [51文字]

配点 3点

問六 内容一致

この問題では、「適切でないもの」を選ばないといけません。
読み違いがないようにしましょう。

「エ:あいまいなまま表現された作品が意外性にあふれたものとなる」の部分が誤りです。
本文には「出来上がった作品は、美術の場合ならここにはこの線、この色、音楽の場合ならここにはこの音、この和音しかありえないといった必然性が隅々まで行き渡っています。(本文2P目下段20~23行)」とあります。

必然性というのは「かならずそうなること」を指すので、意外性あふれたものにはなりません。

問六 解答

配点 2点

大問二 総括

大問二は、思想的な文章であったため読み慣れていないと内容を理解することが難しかったかもしれません。
鷲田清一の文章はよく出題されます。
もし時間があれば著書を読んでみるといいかもしれません。

また、問五のように50字の書く問題は回答に必要な情報量も多いため、なかなか手間取ってしまったかもしれません。

解けるようになるためには日ごろから問題に取り組んでいく姿勢が大切です。

本文にもあったようにわからないままにも的確に対処できるような力は必要となってきます。

初見の問題に慣れるためにもとりあえず、記述に挑戦し何が間違っていたのか、どこがよめていなかったのかを分析できれば、きっと成長できます。

続き:大問三 スピーチ原稿 →

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