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大問三 スピーチ原稿本文と設問

問一 スピーチの知識問題

問一は、スピーチをするときの注意事項を問う問題です。

スピーチのときには、伝えたい言葉は強調するというような強弱(抑揚)をつけたり(選択肢「ア」)、言葉のまとまりを作って話したり(選択肢「イ」)、はっきりと発音したり(選択肢「エ」)というようなことが大切になってきます。

原稿はあくまでも抜けてはいけない言葉をメモする程度にとどめておき、聞き手の顔を見ながら話すことが望ましいです。

そのためには練習が欠かせません。繰り返し練習することで自信が付き、緊張を受け入れながら本番に臨むことができます。

問一 解答

配点 1点

問二 敬語

「山田先生」という目上の立場の人に対する敬語なので「尊敬語」を使う必要があります。

したがって、「もらい」の尊敬語である「いただき」が正解になります。

問二 解答

教えていただき

配点 2点

問三 本文の構成

 問3は、練習内容を簡潔に伝えるために練習内容に関わらない一文を探す問題です。

本文には「長距離の部員は、男子5人、女子3人です。(12~13行)」という記述があります。

この部分は人数であり、直接練習内容には関わりません。

したがって、この文章が不要となります。

問三 解答

長距離の部

配点 2点

問四 情報整理

問四は、新入生が見学会に参加するために必要な情報を指摘する問題となっています。

本文に書かれている内容は「日時(7行目)」「見学会の開催場所(7行目)」「見学会に必要な持ち物や服装について(20行目)」があります。

しかし、具体的な見学会の時間については記述されていません。

したがって、開催時間や集合時間を付け足す必要があります。

問四 正答例

見学会の開催時間

配点 2点

問五 説明文の補足

「切磋琢磨」という言葉を伝わりやすいように説明を加えます。

広辞苑を参考にしたメモをみると、切磋琢磨の意味が2種類書いてあります。
本文中で使われている意味として適切なのは、「②志を同じくする仲間と互いに競い合い、励まし合って向上すること」の方です。

参考の文を読み、本文で使用されている「切磋琢磨」の意味の説明に合わせた文章を解答します。

問五 解答例

仲間と互いに競い合い、励まし合い、高めあう陸上部員の姿

配点 2点

大問三 総括

スピーチの原稿の問題では、そもそも「スピーチ」とはそのようなもので、どのようなことに気をつけるべきか、どのような原稿を作成して、どのように話すべきなのかを頭の片隅に意識しながら解いていく必要があります。

文章の推敲やよりよい伝え方というような視点は、作文や小論文の問題を解くにあたっても必要な力になります。

問一や問二に比べて文章量自体は短く身近に感じられる題材の問題なので、正確に解いて、練習する機会が多い問題ではありますが、点をしっかりと確保しておきましょう。

続き:大問四 古文 →

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