大問3 設問
(1) 中央値(第2四分位数)と四分位範囲
箱ひげ図中の四角形の中の線は、データの中央値(第2四分位数)が該当します。
データを小さい順に並び替えて、真ん中の数値が中央値となります。
今回の問題のデータを小さい順に並べると、
7 , 10 , 12 , 16 , 23 , 25 , 26 , 29 , 32 , 34
となり、真ん中の数値は、23 と 25 になります。
データの数が偶数個で、真ん中の数値が2つある場合は、その2つの数値を足して2で割った数値が中央値となります。
中央値 = ( 23 + 25 ) ÷ 2 = 24
また、四分位範囲は、第1四分位数(データを小さい順に並べたときの下から1/4の数値)から第3四分位数データを小さい順に並べたときの下から3/4の数値)までの幅の広さになるので、第3四分位数と第1四分位数の数値の差で求めます。
四分位範囲 = 第3四分位数 – 第1四分位数 = 29 – 12 = 17
(1) 解答
あ 24
四分位範囲 17
配点 2点(両方正しい回答で正解)
(2) 箱ひげ図の比較
図3と図4の2つの箱ひげ図を比較して読み取れることは、
- 第1四分位数は変化していないが、第3四分位数が 29 から 32 に変わっていること
- 最大値の 34 は変わっていないこと
です。
したがって、生徒Kの記録は 32 ~ 34 mの範囲の数値であったことが読み取れます。
(2) 解答
32 , 33 , 34
配点 2点
参考:実際に箱ひげ図の利用されているデータ
「データがどの程度ばらついているか」を視覚的に捉えることができる箱ひげ図は、身近な場面であったり色々な記事で活用されています。
箱ひげ図を作成することで、平均値だけではわからないような傾向やデータの関係性・相関を見付けることに繋がります。
参考:色んな分布、箱ひげ図ひとつに(朝日新聞DIGITAL)
大問3 総括
大問3では、データの活用から箱ひげ図が出題されました。
2年生の数学の最後に習うこの単元は、学年末テストが終わった後の授業内容となることが多く、勉強に身が入らない学生が多くなりがちです。
箱ひげ図では、色々な用語はもちろんですが、それぞれがどの数値を表していて、どのような意味を持つかを理解しておきましょう。
また、箱ひげ図の問題でやりがちなケアレスミスは、数値を小さい順に並べ替えた際に、忘れてしまうデータが出てきてしまうことです。
数値を小さい順に並べ替えた後は、必ずデータの個数が合っているかの確認をしましょう。
データを扱う問題は高校入試問題はもちろんですが、静岡県学力調査テストにも頻出ですので、箱ひげ図やヒストグラムなどはしっかりと押さえておきましょう。
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