今回は、困っている学生さんも多いかと思います「数学の計算問題のケアレスミス」について記述していきたいと思います。
まず前提として、今回の記事は、数学の計算問題の解き方や基本的な計算の理解はできているが、どうしても変なところでミスをしてしまって困っている、という学生さんに向けた記事になります。
個別学習Roots.で実践したケアレスミス対策の中で、効果があった勉強方法を紹介させて頂きます。
ケアレスミスとは…?
ケアレスミスとは、簡単に表現すると「防ぐことができた間違い」です。
特に計算問題で、ケアレスミスをする中学生の学生さんが多いと感じています。
ここではっきりと申し上げておきますが、ケアレスミスはなくしていかないとそれだけで志望校の合格確率が下がり、今まで練習してきたことが水の泡となってしまう可能性すらあります。
- うっかりのミスだから勉強内容がわかっていないわけでない
- 理解はできていたから問題ない
といったように、楽観的に考えることはしてはいけません。
もしそのような意識を持っているのではケアレスミスは減っていかないと思います。
もちろん人間はミスをするものですので、完璧になくすことはできません。
しかしながら、その回数は減らしていく必要があります。
まずは、そういった「ケアレスミス」に対する甘い考えは捨てて頂いて、ケアレスミスをなくす練習をしていきましょう。
必要以上の計算過程は書かない
数学の計算問題でのケアレスミスをなくす方法のひとつは、「必要以上に計算過程をかかないようにする」ことが必要です。
これを聞いた時に「え?」と思った方もいるかもしれません。
しっかりと計算過程を書きなさいと色々な人から指導されたことがある人は多いと思います。
私も計算過程をしっかり書くことは重要であると思います。
しかしながら、必要以上の計算過程は書く必要がない、とも思っています。
その理由は、ケアレスミスが発生しうる機会を増やさない、という狙いがあります。
私は、大学を卒業して、新卒としてある家電量販店の正社員として働いていた経験があります。
家電販売の接客の中で、よくお客様から耳にした言葉が、「最近の家電は昔の家電に比べてすぐ壊れる」といった節のお話でした。
これは本当なのでしょうか。
確かに、昔の家電も非常に精密で長持ちするものが多かったように思います。
実家には私が生まれる前からあるエアコンが未だに現役で部屋を冷やしていたり、大学の研究室にあった電子レンジも人生の先輩でした。
では、今の家電の質が落ちたかというとそうではないと現場で実感していました。
では、なぜお客様から「最近の家電は昔の家電に比べてすぐ壊れる」といった話が出るのでしょうか。
それは、家電に多く機能を持たせたため、壊れる可能性が発生しうる場所が増えたからだと思います。
3・40年近く昔のエアコンには、室内温度を測る温度計も人を見て最適な温度の風を出すためのセンサーも暖房機能も自動でフィルターをお掃除する機能も節電機能もありませんでした。
ただただ冷気が出てくるだけの家電だったのです。
だから、長い期間現役として活躍できていると思います。
つまり、最近の家電には、性能が向上した反面、壊れうる機能も増えているという側面もあります。
計算過程をたくさん書くということは、ケアレスミスが発生しうる可能性が上がってしまうことに繋がります。
つまり、「計算過程をしっかりと書く」という本当の意味は、たくさんかくことではなく、「必要なものだけ書く」という意味であるということです。
計算過程を最低限にするには…
計算過程を最低限にするためのコツは、「暗算できるところは暗算する」です。
色々な生徒さんのテスト用紙を見ている中で、本当は暗算できたのに、あるいは計算過程を省略できたのに、わざわざ筆算したり書き直したりしてしまったことで、ケアレスミスが発生している場面をたくさん発見しました。
そして、この傾向は数学に対して苦手意識を持っている生徒さんがより強いように思います。
おそらく数学への苦手意識から「計算ミスをしたくない」という気持ちになってしまい、あえて筆算をしてしまった結果、そしてケアレスミスが発生しうる可能性を高めてしまったのだと思います。
気持ちは非常にわかりますが、数学の基本は「早く・簡単・正確に」です。
簡単にできるところは簡単に計算してしまっていいんです。
数学の計算問題で、ケアレスミスをたくさんしてしまい悩んでいる方は、まずはできるだけ暗算することから始めてましょう。
早解き練習
数学の計算問題のケアレスミスを撲滅する訓練として、個別学習Roots.では、問題の早解きを取り入れています。
この訓練では、簡単な計算問題を決められた最低限の時間内で解き終える練習をしています。
個別学習Roots.では、実際に連立方程式の簡単な計算問題を用いて、以下の勉強をしています。
①15秒問題を見る時間を作ります。
その時間で、生徒さんは問題を見て、大まかな計算方法を考えます。
②45秒で計算して、答えを出します。
簡単な問題を選んでいるとはいえ、45秒で連立方程式の計算問題を解くのは非常に大変です。
③これを繰り返します。
45秒以内に解かなければならないという中では、生徒さんは計算過程を省略し始めます。
暗算も増えます。
そして、やはり計算問題の成果率は向上しています。
テストでできるケアレスミスの減らし方
定期テストや大規模な模試や入試本番でのケアレスミスの減らし方は、「テスト開始時に時間配分を決める」ことです。
どの問題に何分掛けるかをテスト開始時に決めることは、受験の基本的なテクニックになりますが、これを定期テストでも行うことで、ケアレスミスを減らすことができます。
生徒さんたちがどのような場面でケアレスミスをするかというと、問題を解く時間が少なく焦ってしまっているときです。
人は焦っていると、普段やらないミスをします。
これは大人も子どもも一緒です。
テスト開始時に時間配分を考えて、どの問題に何分掛けるかを決めておくことで、焦ることがなくなり、ケアレスミスを減らすことができます。
実は、先ほどの早解きの練習も、テスト本番で焦らないための訓練といった意味もあります。
解くスピードがあれば、それだけで気持ちの面で余裕が出てくるので、自ずとケアレスミスは減ってきます。
特に公立高校の入試の問題や静岡県学力調査テストでは、しっかりとそれに向けた対策の勉強をしておけば、どのような問題が出されるかはある程度事前に把握しておくことができるので、時間配分もしやすいと思います。
定期テストでも、テスト開始時には一通り問題も見て、計算問題にはどのくらい時間をかけることができそうかを考えておきましょう。
それだけで、時間のプレッシャーは軽減できて、ケアレスミスを減らすことができると思います。
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