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大問5 天気とその変化(配点6点)

(1) 前線

①は、閉塞前線ついての基礎知識の問題です。
天気図上での閉塞前線の記号の完成させる問題ですので、回答用紙の図に丁寧に書き込みましょう。

②は、寒冷前線付近にできる積乱雲のでき方について記述する問題です。
「寒気」と「暖気」の言葉を使うようにと指示が出ていますので、こちらをヒントに記載しましょう。

寒冷前線付近で着る積乱雲は、寒気が暖気を押し上げて、暖気を急激に上昇させてできる雲です。
短時間に局地的な強い雨が降る特徴があります。

反対に、温暖前線付近でできる乱層雲は、「暖気」が「寒気」の下にはい上がるように進んでできる雲です。
広範囲に弱い雨を降らせる特徴があります。

(1) 解答例

①:下図

②:寒気が暖気を押し上げてできるから。

配点 ①:1点、②:2点

(2) 気圧

①は、気圧についての基本知識の選択問題です。
図9の天気図内の等圧線を見て判断しましょう。

等圧線の中心は低気圧なので、中心の方が気圧が低いことが分かります。

選択肢のア・ウ・エは、長野市を通る等圧線よりも外側なので、長野市よりも気圧は高いことが読み取れます。

②は、山頂とふもととの気圧差についての選択問題です。

山頂は気圧が低いのでペットボトルは膨らみ、ふもとは気圧が高いのでペットボトルはへこみます。

(2) 解答

①:イ
②:ウ

配点 ①:1点、②:2点

大問5 総括

2024年度の理科の大問5は、大問4に続き地学分野からの出題となりました。
2年生で習う天気とその変化が出題されました。

他の大問と同様に基本的な知識も出題されており、記述問題も教科書に掲載されているような問題ということもあり、点数に繋げやすい印象でした。

気圧の問題についても、気圧についてしっかりと理解できていれば対応できる問題だったかと思います。

他の単元と同様、まずは基礎知識から押さえて、それぞれの原理について理解しながら勉強をしておきましょう。

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