こんにちは!
JR静岡駅徒歩3分の中学生専門教室の個別学習Roots.(ルーツ)です。
このコラムでは、2025年度の静岡県公立高校入試問題の英語の解説を行います。
受験勉強の参考にしてみてください!
このような方は必見です!
- 2025年度に受験生になる新中学3年生
- 受験勉強のやり方が分からない中学生
- 過去問演習を行なっている受験生
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Contents
大問4 長文と設問(配点16点)


本文全和訳
私は7月に3日間、幼稚園で職業体験をしました。私は子どもが好きなので、そこへ行くことに決めました。私は鈴木先生のクラスで働きました。彼女のクラスには8人の子どもがいて、みんな4歳でした。
初日、鈴木先生のクラスの子どもたちは、砂場で遊ぶのを楽しんでいました。鈴木先生は子どもたちに「タク君が一緒に遊んでくれるよ。彼は砂場でいろんなものを作れるんだよ」と言いました。その後、子どもたちと私は一緒に砂のお城を作りました。私は彼らの顔を見て、「すばらしいお城だね!」と言いました。子どもたちは私の言葉を聞いてとても嬉しそうでした。午後には、私は鈴木先生のクラスの子どもたちに犬についての絵本を読みました。子どもたちは絵を見ていました。その本は私が子どものころ好きだった本のひとつだったので、彼らに読んであげたかったのです。しかし、私がその本を読んでいると、子どもたちは退屈そうにしていました。それが悲しかったです。
2日目、私は鈴木先生に初日のことについて相談しました。「昨日、絵本を読んだとき、子どもたちは楽しんでいなかったようです。どうしたらいいでしょうか?」すると、鈴木先生はこう言いました。「登場人物の気持ちを声で表現してみてください。子どもたちは登場人物がどんな気持ちなのかを知りたいのです。私はいつも絵本を読むときにいろいろな声を使っていますよ。」
私は幼稚園を出たあと、図書館へ行きました。子どもたちに読んであげるのに良さそうな本を見つけました。その本のタイトルは『すなばのおしろの王様』でした。私は初日に子どもたちが砂場遊びを楽しんでいたのを思い出したので、その本を選びました。家に帰ってからは、その本を何度も読みました。登場人物の気持ちに合った声を使いました。登場人物が悲しいときには悲しそうな声を使い、怒っているときには怒った声を使いました。そして、自分の声をコンピューターで録音しました。再生して見てみると、自分の表情が声に合っていないことに気づきました。そこで、もっと練習しました。最終的には、自分の表情が声に合うようになり、声の表現も良くなりました。
3日目、私は子どもたちの前に座ってその本を読みました。「今日は、砂場で遊ぶ王様のお話を読みます。みんな、砂場は好き?」と聞くと、たくさんの子どもたちが「うん」と答えました。私は読み始めました。子どもたちは注意深く私の話を聞いていました。登場人物の気持ちが変わると、私の表情や声も変わりました。子どもたちはワクワクしていました。
読み終わると、子どもたちは笑顔になりました。「もう一回読んで!」と言ってきたので、私はもう一度読みました。子どもたちの嬉しそうな顔を見て、私も嬉しかったです。
この職業体験のあと、私は自分の将来について考えました。経験のある人から助けを得ることがとても大切だと学びました。また、人を喜ばせるために全力を尽くすことも必要だと実感しました。将来仕事をするとき、この2つのことを忘れてはいけないと思いました。
(1) 動詞の変形

(1)は、動詞の変形の問題です。
該当する文章の文法を見て、適切な形に直しましょう。
Point!
aは、職場体験で行ったことが書かれている文章なので、
過去形になることが分かります。
bは、該当の英単語の前にbe動詞の過去形があることから、
過去進行形か受動態であることが予想されます。
文末に「than」がきているので、
過去進行形が最適であることが分かります。
教科書に掲載されている不規則動詞などは一通り練習しておきましょう。
(1) 解答
a:built
b:listening
(2) 英問英答

(2)は、英語で書かれた質問に英語で答える英作文問題です。
本文中の該当場所を探して、正確に回答しましょう。
Ponit!
①は、本文2〜3行目に、
「they were all four years old. 」と書かれているので、
その内容を答えます。
②は、質問文が「Why 〜」で始まっているので、
回答では、理由を答えるときにつかう「because」を文頭に使います。
また、質問文の「on the third day」から、
職場体験3日目の出来事についての質問であることが読み取れるので、5段落目の文章に着目して答えます。
(2) 解答例
①:They were four years old.
②:Because they asked him to read the book again.
(3) 空欄補充

(3)は、本文中の空欄に適切な文章を補う選択肢の問題です。
前後の文脈を読んで判断しましょう。
Point!
[ A ]は、本文10行目の該当する文章の前半を確認すると、
「その本は私が子どものころ好きだった本のひとつだったので、彼らに読んであげたかったのです。」
という内容が書かれていて、
次の文章で「However」と続くので、前文の逆接の文章が該当します。
[ B ]は、本文28行目の該当する文章を確認すると、
「I was glad to see」
と書かれており、嬉しく感じたことが空欄に入ることが読み取れます。
(3) 解答
ウ
(4) 空欄補充

(4)は、(3)の類似問題で、本文中の空欄に適切な文章を補う選択肢の問題です。
同様に、前後の文脈を読んで判断しましょう。
Point!
空欄の前の本文13行目の文章に、
「Then, Ms. Suzuki said, “You should express the feelings of the characters with your voice.」
と書かれているので、そちらを参考にします。
(4) 解答
ア
(5) 和問和答

(5)は、日本語で書かれている質問に対して、日本語で回答する問題です。
本文の内容を参考に、簡潔に回答しましょう。
Point!
本文16行目の文章に、
「I chose that book because I remembered that the children enjoyed playing in the sandbox on the first day.」
と書かれているので、こちらの文章を日本語にして回答します。
問題文では、理由を聞いているので、本文中の「because」に注目して探すことで解答を見つけやすくなります。
(5) 解答例
拓は、職場体験の初日に、子どもたちが砂場での遊びを楽しんでいたことを思い出したから。
(6) 和問和答

(6)は、(5)に引き続き、日本語で書かれている質問に対して、日本語で回答する問題です。
本文最後の段落に書いてある拓の主張部分を参考に日本語でまとめましょう。
(6) 解答例
多くの経験を持つ人に助けてもらうことと人を楽しませることにできるだけ尽力すること。
(7) 内容把握の選択問題

(7)は、本文の内容と合うものを選ぶ選択問題です。
本文の内容と明らかに違う点が含まれる選択肢を削除して、消去法で考えましょう。
Point!
選択肢アは、本文9行目に、
「It was one of my favorite books when I was a child,」
とあるので、
「Taku didn’t know the story in the book,」
が間違いであることが読み取れます。
選択肢イは、本文12行目に、
「”You should express the feelings of the characters with your voice.」
とあるので、
「to use facial expressipns」
が間違いであることが読み取れます。
選択肢ウは、
「Ms.Suzuki told Taku to read a new book,」
とは本文では一度も記載がない内容なので間違いです。
(7) 解答
エ
大問4 総括

大問4は、例年通りの長文読解の問題でした。
職場体験で経験した内容という中学生でのイベントに沿った内容で、
想像がしやすく本文も読みやすく感じた方もいたと思います。
問題も比較的分かりやすいものが多かった印象です。
しかしながら、拓の主張については、
抽象的で分かりにくい部分も含まれていましたので、
そこを合わせてしっかりと読解していきましょう。
偏差値の高い高校を目指すには、長文読解の問題でしっかりと点数を取ることは必須になります。
高校入試の長文読解対策では、段落ごとの要点を押さえながら読み進める練習をしましょう。
内容一致問題では、本文の根拠となる文を正確に見つける力が求められます。
過去問や模試の長文を繰り返し解き、時間内に読み切る練習を積むことも大切です。
並行して、単語や表現などの語彙力をつけることも読解力アップにつながります。
英語の基本的な文章構造を理解しながら、
段落ごとに書かれている内容を整理して、
読解問題も点数に繋げる練習をしておきましょう。
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